
世界ランキング1位のリディア・コーが三つ巴のプレーオフを制し、マラソンクラシックで見事優勝。
全米女子オープンではタイトルを取れませんでしたが、その鬱憤を晴らす形になりました。
これで早くも今シーズン4勝目。賞金ランキングはもちろんトップ。
その彼女は五輪代表へ選出され、非常に興奮とのコメントを残しています。
男子プロと女子プロ、なぜここまでオリンピックへの意識の差があるのでしょうか?
リオ五輪問題
女子プロのピーク
世界のトップ、日本のトップも次々と辞退した男子プロとは違い、女子プロゴルフ界ではほとんど辞退の声はない。
男子プロの中ではジカ熱を理由に辞退しているプロもいるが、ジカ熱は男子も女子も感染するので理由にならない。
女子世界ランキング1位のリディア・コーはもちろん、日本のトップ野村敏京も出場を表明している。
日本の賞金ランキングトップのイ・ボミは、韓国勢では世界ランキング2位に入れず出場を逃し、悔しい思いをしている。
なぜここまで差があるのか?
理由の1つに女子プロゴルファーのピークと男子プロゴルファーのピーク年齢の差にあるのかもしれない。
現在世界ランキング1位のリディア・コーは若干19歳。
一時世界のトップレベルの位置にいた宮里藍は31歳。
31歳といえば男子プロでは全盛期に入る頃だが、女子プロの場合かなりベテランの域に入ってしまう。
イ・ボミは現在27歳だが、次のオリンピックは無いだろうというほど女子プロのピーク年齢は早い。
結婚、出産という女性特有のイベントもあるのだろうし、筋力や柔軟性のピークが早い時期に過ぎてしまうのかもしれない。
いずれにしろ、女子プロにとって若い時期に出場を逃すと、次回は2度とない!という思いがあるのだろう。
認知度の差
男子プロゴルフは、世界的にも認知度が高く、4大メジャーとなるとゴルフに興味ない人もニュースをチェックするほどのイベントになっている。
しかし女子プロゴルフの認知度は、まだまだ高いとは言えない。
女子のメジャー大会は5つあることすら知らない人も多いだろう。
そのため女子プロゴルフを世界に広めるために!という意識が女子プロの中にもあるのだろう。
オリンピックでメダルを取れば国中に知られる存在になるし、女子ゴルフという競技をメジャーにできるという使命感が彼女たちを突き動かしているのかもしれない。